北欧の伝統お菓子を食べたい!各国別に厳選紹介

アイテム

  1. 「北欧の暮らしを、お菓子から感じてみたい」あなたへ
  2. 【スウェーデン】フィーカ文化が生んだ、ぬくもりの焼き菓子
    1. カネールブッレ(Kanelbulle)──スウェーデンのシナモンロール
    2. セムラ(Semla)──春を呼ぶホイップクリームパン
    3. プリンセスケーキ(Prinsesstårta)──鮮やかな緑色が目を引く伝統ケーキ
  3. 【デンマーク】ヒュッゲを彩る、クリスマスと祝いの伝統菓子
    1. エーブルスキワ(Æbleskiver)──たこ焼き器で作れる丸いパンケーキ
    2. リスアラマン(Risalamande)──クリスマスのライスプディング
    3. ヴィエナブロート(Wienerbrød)──デニッシュペストリーの本家
  4. 【ノルウェー】素朴で繊細、雪国から生まれた美しいお菓子
    1. クルムカーケ(Krumkake)──模様が美しいワッフルクッキー
    2. ブルートカーケ(Bløtkake)──ジャムと生クリームのスポンジケーキ
    3. クランセカーケ(Kransekake)──輪型マカロンの塔ケーキ
  5. 【フィンランド】コーヒーブレイクに欠かせない、やさしい甘み
    1. コルヴァプースティ(Korvapuusti)──フィンランドのシナモンロール
    2. プッラ(Pulla)──カルダモン香る定番の菓子パン
    3. ルーネベリタルト(Runebergintorttu)──国民的詩人に捧げた伝統菓子
    4. ムスティッカピラッカ(Mustikkapiirakka)──ビルベリーのパイ
  6. こちらのコーヒーはいかがですか
    1. ブルーボトルコーヒー
    2. COFFEE SOLDIER
    3. SLOW GREEN COFFEE
  7. 北欧4カ国 伝統菓子早わかり一覧

「北欧の暮らしを、お菓子から感じてみたい」あなたへ

「北欧に憧れているけど、なかなか旅行には行けない…」 「北欧雑貨は集めているけど、食文化のことはあまり知らない」 「カフェで”フィーカ”という言葉を見かけたけど、どんなお菓子を食べるの?」

北欧の暮らしのなかで、お菓子はとても大切な役割を担っています。スウェーデンには「フィーカ」というコーヒーブレイク文化があり、1日に何度もコーヒー休憩をする習慣があります。そのコーヒーのお供が、伝統的な焼き菓子たち。長く寒い冬を乗り越えるために生まれた、素朴でほっとする味わいが特徴です。

この記事では、スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドの4カ国それぞれの代表的な伝統菓子をご紹介します。コーヒーと共に、あなたもおひとついかがですか。





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【スウェーデン】フィーカ文化が生んだ、ぬくもりの焼き菓子

カネールブッレ(Kanelbulle)──スウェーデンのシナモンロール

出典:https://pixabay.com/photos/pasteler%c3%ada-pasteleria-rol-3835088/

「シナモンロール」は実はスウェーデン発祥!

スウェーデン語で「カネル(Kanel)」はシナモン、「ブッレ(Bulle)」は小さなパンや菓子パンを意味します。カネルブッレの生地は発酵させたパン生地で、シナモンだけでなくカルダモンが加えられることも多く、スパイスが豊かに香るのが特徴です。甘すぎず、素朴な味わいが魅力。

スウェーデンのシナモンロールの特徴は、生地に入っている爽やかな香りのカルダモンと、トッピングされているパールシュガーのカリカリした食感です。

スウェーデンではなんと、10月4日が「カネルブッレの日(Kanelbullens dag)」とされ、パン屋さんや家庭で焼きたてのカネルブッレを囲むのが恒例になっています。

セムラ(Semla)──春を呼ぶホイップクリームパン

セムラはスウェーデンで春を呼ぶお菓子として有名です。パンにマジパンとさらっとした味わいのホイップクリームが挟んであるあま~いお菓子!しっかり重量があって一つだけでかなり満足できます。

スウェーデンでは一般的にFettisdagen(直訳すると脂肪の火曜日)に食べられますが、この日はキリスト教では告解の火曜日と言い、元々は四旬節前の断食に入る前に食べられていたそうです。今は1月からお店でよく見かけるようになります。

プリンセスケーキ(Prinsesstårta)──鮮やかな緑色が目を引く伝統ケーキ

鮮やかな緑の見た目が特徴的なプリンセスケーキは、スウェーデンの伝統的なお菓子のひとつ。表面の緑色はマジパンで、中には生クリーム・カスタードクリーム・ベリーのジャムが入っています。

誕生日や特別なお祝いの席に欠かせない、スウェーデンのお祝いケーキとして長く愛されています。見た目のインパクトも大きく、カフェのショーケースでもひときわ目立つ存在です。

【デンマーク】ヒュッゲを彩る、クリスマスと祝いの伝統菓子

エーブルスキワ(Æbleskiver)──たこ焼き器で作れる丸いパンケーキ

エイブルスキワは球形をした甘みのあるデンマークの伝統料理です。エイブルスキワはパンケーキやポップオーバーと材料がほぼ同じであり、パンケーキのように表面は焼き目が付き固いものの、ポップオーバーのように軽くふわふわしています。

エイブルスキワは伝統的にはリンゴもしくはアップルソースを加えて作っていたためにその名がついていましたが、現代のデンマークではエイブルスキワにリンゴやアップルソースを加えることは極めてまれです。エイブルスキワ自体は甘くないものの、伝統的にラズベリー、イチゴ、クロスグリ、ブラックベリーのジャムや粉砂糖をふりかけて甘い味付けをして供されます。

デンマークでは、エイブルスキワをクリスマスの前に食することが一般的となっています。12月になると、エイブルスキワはデンマークのグリューワインであるグロッグとともに供されることが多いです。

日本のたこ焼き器もでも気軽に作れます。ふわふわの食感と、ジャムをつけた時のやさしい甘さが多くの人に親しまれています。

リスアラマン(Risalamande)──クリスマスのライスプディング

出典:https://vegehana-food.tumblr.com/post/731262597133991936/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3-risalamande/amp

クリスマスイブのデザートにいただくライスプディングです。ライスプディングは、みるく粥から進化したデザート。みるく粥に刻んだアーモンドと泡立てた生クリームをまぜ、チェリーソースをかけていただきます。

デンマークでは、大きなボウルに入れてアーモンドを1粒隠し、無くなるまで全員で食べ続けます。全員が食べ終わってから、アーモンドが入っていた人は公表をします。アーモンドが当たった人には幸運が訪れるという言われています。

このゲームがあることで、家族が最後まで笑顔でデザートを楽しめるという、デンマークらしいあたたかな伝統です。

ヴィエナブロート(Wienerbrød)──デニッシュペストリーの本家

パイ状の生地を折り込んで焼いたデンマークのペストリー。19世紀オーストリアのパン職人から伝わったことから、デンマーク国内では”Wienerbrød(ウィーン風のパン)”と呼ばれています。リンゴやラズベリー、バニラカスタード、アーモンドペーストなど様々な種類があります。

デンマークのペストリーはデンマーク語でヴィーナブレズ(ウィーンのパン)と呼ばれているのですが、ウィーンではこのお菓子が”Kopenhagener Geback(コペンハーゲンの焼き菓子)”と呼ばれているのです。

【ノルウェー】素朴で繊細、雪国から生まれた美しいお菓子

クルムカーケ(Krumkake)──模様が美しいワッフルクッキー

クルムカーケはノルウェーのワッフルクッキーです。小麦粉、バター、卵、砂糖、クリームから作ります。ノルウェー語で「曲がったケーキ」という意味です。直径13〜20cmの薄い丸い形のケーキで、伝統的にワッフルメーカーに似た二面に装飾模様の付いた鉄板で焼いて作ります。まだ熱いうちに木かプラスチックでできた円錐形の型に巻いて成形します。そのままか、またはホイップクリームやその他のフィリングを詰めて食べます。

繊細な格子模様と、コーン型に巻いた見た目がとても美しく、クリスマスの贈り物としても人気があります。ノルウェー系アメリカ人移民やその子孫が普及したことにより、ノルウェーだけではなく、ニューイングランドやアメリカ合衆国中西部でも人気があります。

ブルートカーケ(Bløtkake)──ジャムと生クリームのスポンジケーキ

スポンジケーキにジャムを塗って生クリームで飾ったブルートカーケ(bløtkake)は、ノルウェーの誕生日や特別なお祝いに欠かせない伝統ケーキです。シンプルな材料で作られる素朴なスポンジに、季節のベリーや生クリームを合わせたやさしい甘さが特徴で、「ノルウェーのお誕生日ケーキ」としても親しまれています。

クランセカーケ(Kransekake)──輪型マカロンの塔ケーキ

輪型のマカロンを塔のように積み上げたクランセカーケ(kransekake)は、デンマークのカンセケーエと同名・同種のお菓子で、ノルウェーでも新年・結婚式・独立記念日などの祝いごとに登場する特別な一品です。アーモンドの風味が豊かで、見た目の迫力も抜群。テーブルに並ぶとその場が華やかになります。

【フィンランド】コーヒーブレイクに欠かせない、やさしい甘み

コルヴァプースティ(Korvapuusti)──フィンランドのシナモンロール

シナモンロールは、フィンランド語でコルヴァプースティ(Korvapuusti)。砂糖、シナモン、バターがたっぷり入った柔らかいパンの上にパールシュガーがかかっています。

コルバプースティという名前は、パンチされた耳の形に見えるところから来ています。フィンランドのカフェでは置いていないお店の方が少ないほど定番です。お店によってしっとり感や、甘さ、大きさなどが違うので食べ比べるのも楽しいです。

毎年10月4日はシナモンロールの日!この日には、町中のお店で様々なスペシャルバージョンのシナモンロールが販売されます。

スウェーデンのカネールブッレと似ていますが、形の切り方や大きさが異なり、フィンランド独自のスタイルがあります。

プッラ(Pulla)──カルダモン香る定番の菓子パン

フィンランドのティータイムは、プッラ(カルダモン風味の柔らかい菓子パン)なしには語れません。バラエティに富むプッラの中でも、代表的なのがヴォイシルマプッラ(Voisilmäpulla)。真ん中にバターと砂糖をたっぷりのせて焼いた「目玉」のような柔らかいパンは、口の中でとろけます。

この生地で作ったパンをフィンランド語ではPulla(プッラ)といい、形やフィリングによって〇〇プッラとかプッラ〇〇と変わります。プッラは「フィンランドのお菓子パンの総称」でもあり、コルヴァプースティもプッラの一種です。

ルーネベリタルト(Runebergintorttu)──国民的詩人に捧げた伝統菓子

毎年2月5日はフィンランドの国民的詩人、ヨハン・ルドヴィグ・ルーネベルグの誕生を祝う日。その日にフィンランドで食べられるのがルーネベリタルト。ヨハン・ルドヴィグ・ルーネベルグ(1804–1877)はフィンランドの文化と文学のアイデンティティ確立に多大な影響を与えた偉人で、彼の一つの詩はフィンランドの国歌の歌詞となっています。

言い伝えでは、甘いもの好きのルーネベルグに妻がキッチンの棚にあったもの(小麦粉、パン屑、ビスケットやアーモンド)でとてもおいしいタルトを作ったのがこのタルトと言われています。

毎年2月になるとフィンランドのベーカリーやカフェでこのタルトを見かけるようになります。ラズベリージャムとアイシングが上に飾られた円柱形のタルトで、アーモンドとスパイスの香りが特徴的です。

ムスティッカピラッカ(Mustikkapiirakka)──ビルベリーのパイ

一番人気はムスティッカピラッカ。これは酸味の強いビルベリー(ブルーベリーの一種)とバター風味の甘い生地を焼いた伝統的なパイで、バニラ風味のカスタード、ホイップクリーム、アイスクリームを添えると最高です。

フィンランドの森にはビルベリーが自生しており、夏になると多くの人がベリー摘みを楽しみます。その実を使ったこのパイは、フィンランドの夏から秋を代表するスイーツです。


🍴 フィンランドのプッラ(基本のカルダモン菓子パン)の作り方ヒント

プッラはフィンランド国内でも多くのレシピサイトで紹介されている定番菓子です。基本の材料は牛乳・砂糖・バター・卵・カルダモン・小麦粉・ドライイーストで、発酵させて焼き上げるシンプルな製法です。

こちらのコーヒーはいかがですか

ブルーボトルコーヒー



スターバックスやタリーズ、ドトールはどこでも見かけますが、カリフォルニア生まれのブルーボトルコーヒーはまだまだ珍しいですよね。都会以外で見かけることはありませんが、オンラインショッピングなら気軽に楽しめます。

フィンランドでは、深煎りのコーヒーより浅煎りのコーヒーが一般的だそうです。北欧のカフェではありませんが、浅煎りのブルーボトルコーヒーなら、北欧菓子にもピッタリ👍

COFFEE SOLDIER

鹿児島市にある、厳選した最高品質のスペシャルティコーヒーにこだわったお店です。店主さんは、2008年のジャパン・バリスタチャンピオンシップで優勝経験もある本格派。ぜひお試しください👍

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北欧4カ国 伝統菓子早わかり一覧

北欧各国のお菓子を並べてみると、それぞれの文化・暮らし・季節のリズムが見えてきます。

代表的なお菓子食べる場面・季節味・食感の特徴
🇸🇪 スウェーデンカネールブッレ(シナモンロール)毎日のフィーカ(10月4日はシナモンロールの日)カルダモン香る、ふんわり+パールシュガーのカリカリ
🇸🇪 スウェーデンセムラ1〜3月(断食前の伝統)マジパン+ホイップクリーム、ふんわり重厚
🇸🇪 スウェーデンプリンセスケーキお祝い・誕生日マジパン(緑)+生クリーム+カスタード、甘くなめらか
🇩🇰 デンマークエーブルスキーバー12月(クリスマス前)ふわふわ丸型、ジャム+粉砂糖でいただく
🇩🇰 デンマークリスアラマンクリスマスイブライスプディング、チェリーソースと合わせる
🇩🇰 デンマークヴィエナブロート(デニッシュ)日常のカフェ・朝食サクサクのパイ生地、種類豊富
🇳🇴 ノルウェークルームカーケクリスマスシーズン薄くサクサク、コーン型に巻く
🇳🇴 ノルウェーブルートカーケ誕生日・お祝いスポンジ+ジャム+生クリーム、シンプルなやさしさ
🇳🇴 ノルウェークランセカーケ新年・独立記念日アーモンドマカロンの塔、外サクッ・中もちっ
🇫🇮 フィンランドコルヴァプースティ毎日のコーヒーブレイクシナモン+バター、パールシュガーのザクザク感
🇫🇮 フィンランドプッラ(ヴォイシルマプッラ等)毎日のコーヒーブレイクカルダモン香るふわふわ菓子パン
🇫🇮 フィンランドルーネベルグのタルト2月5日(ルーネベルグの日)アーモンド+ラズベリー、スパイシーで独特
🇫🇮 フィンランドムスティッカピラッカ夏〜秋(ビルベリーの季節)酸味のあるビルベリー+バター生地のパイ

北欧のお菓子には、長い冬と短い夏のなかで「人と人がつながる時間」を大切にしてきた文化が詰まっています。派手な装飾や極端な甘さよりも、素材の風味とあたたかなひとときを大切にする──そんな北欧らしさが、お菓子のひとつひとつに宿っています。

まずは日本のたこ焼き器でエーブルスキーバーを焼いてみるところから、北欧菓子の世界に足を踏み入れてみませんか。コーヒーを一杯用意して、あなただけのフィーカ時間を楽しんでください。


【参考・出典一覧】

  • 在スウェーデン日本国大使館 コラム「北欧の暮らし」swedenhouse.co.jp
  • ANA機内誌「翼の王国」スウェーデンフィーカ特集(tsubasa.ana.co.jp)
  • Visit Finland 公式サイト(visitfinland.com)
  • デンマーク大使館公式「Denmark Food」クリスマスレシピページ(denmarkfood.jp)
  • Wikipedia「エイブルスキーバー」「クルムカケ」「ノルウェー料理」
  • Coffee Town「スウェーデンのFIKA文化とは」(ejcra.org)
  • 北欧のおやつとごはん(hokuogohan.fukuya20cmd.com)

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