北欧の働き方。労働時間が短くても、生産性は上げられる。

働き方

「毎日仕事に行くのが気が重い」「一生懸命働いているのに、生活も楽にならない」「自分の人生は仕事で終わってしまうのか」なんて疲れてしまっていませんか?

北欧は一人当たりの生産性がトップクラスということでしたが、その働き方はどうなのでしょうか?日本人は、こんなに苦労して働いているのに、それ以上の生産性となると、よっぽど過酷なのか、それともとても効率的なのか?
実は、日本よりずっとゆとりある働き方をしている実態があるようです。

労働時間

 1週間の労働時間は、週40時間(1日8時間、週5日)が基本です。

 ただ、定時退社が社会的に常識で、残業する人はほとんどいないそうです。むしろ午後4時くらいにはみんな退社の準備をし始め、5時には誰もいなくなるようです。5時を過ぎても残るのは、「時間管理が下手」と思われるくらい。そのため、平均労働時間は40時間弱が一般的です。

 デンマークでは、8−8−8という考え方があるようで、「8時間の労働時間、8時間の自由時間、8時間の休息時間」と考えているようです。これは、8時間の労働時間というよりも8時間の自由時間を確保するため。
 スウェーデンでは、その上で、午前10時と午後3時の1日2回、公式なフィーカタイムが設けられているのが一般的なようです。ゆっくり語り合う時間もあって、でも定時で帰る、それがスウェーデンの当たり前です。
 日本であれば、「仕事」と「仕事に備えた準備時間(プライベートや睡眠等)」みたいな感覚がありますが、デンマークでは、仕事も自由時間(プライベート)も休息(睡眠等)もすべてが必要な時間で対等です。「仕事と家庭どっちをとるんだ?」みたいな話はそもそもありません。

 でも、本来そうですよね。私たちは、私たちの「人生」を生きるために、生活の糧を得るために「仕事」をするのであって、「仕事」のために「人生」を犠牲にするのは本末転倒です。まして「休息時間」まで「仕事」に割かなければいけないのは辛いです。

 もちろん、「仕事」が自己実現の元になっている点や「仕事」がライフワークのように「自由時間」や「休息」と区別できない事もあるので、仕事をすべて否定するわけではありませんが今の日本の現状を見ると、「自由時間」や「休息」を犠牲にしている感があるのは私だけではないはずです。

効率的な働き方

 時間が決まっているとなれば、その分効率的に動かなくては生産性は高まりません。

 まず制度面では、フレックスタイム制やリモートワークも浸透しており、通勤ラッシュを避ける取り組みも盛んです。徹底した効率化が社会の根底にあり、会議は15〜30分の短時間で済ませ、ランチも手軽に短時間で済ませることが一般的だそうです。オフィス自体もカラフルで落ち着ける空間もあったり、フリーアドレスや快適なオフィス家具を揃えるなど、集中とリラックスを両立するのが当たり前。

 またフィーカは、そもそも「効率的に働くために休息をし、より仕事を効率的に取り組むための源泉」となる時間です。働き続けるより休息を挟んだほうが、たしかに時間当たりの生産性は高まりますよね。ストレスも解消にもなり、精神的にもいいでしょう。

 仕事はデジタル化が進んでおり、ICTやメールを使うのが当たり前(メールは休息時間や休暇の時は基本的に受け取らない(見ない))。無駄な業務や重要ではないタスクは、思い切って切り捨てる。成果主義なので結果が大切であり、上司にいちいち細かくチェックされることもなく、しっかり任せてもらえるそうです。その分責任が伴いますが、だからこそ一生懸命に集中して取り組むことができるのでしょう。そして、フィーカなどのコミュニケーションを通して人とのつながり、チームワークを重視する考えがあり、休まなくていけない時は周りがフォローすることも当たり前。

 そうしてできた業務の時間に、集中して効率的に取り組んでいるようです。決して楽をしているわけではなく、業務には真剣に、かつクリエイティブに取り組んでいるそうです。 

私たちにも活かせる働き方

 なんか、いいですよね。

 北欧の働き方は、日本人にもマッチしていると思いませんか?日本人は真面目だからこそ、自分の自由時間、休息時間を削ってしまって、苦しくなっている感じがします。
 そうではなく、真面目だからこそ業務に集中して、休む時は休んで、自由な時間にも時間を使ってほしいと思います。
 「余白の時間」があるからこそクリエイティブなことができる、人生が豊かになったりすると言われます。日本社会全体も上手に余白を作り出す文化が広まってほしいですね。

 

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